#オーディオ愛好家のためのマルチチャンネルオーディオ ブログ記事一覧

上記ページに、目次として本シリーズの構成を示しました。また、それぞれの記事へリンクを貼っていますので、各回を直接クリックしてご覧頂くことも可能です。

 

 

マルチチャンネルシステムのスピーカーセッティング

 前回、ユニバーサルプレーヤーとAVアンプを導入し、諸設定を行いました。

 次に、スピーカーをセッティングして、AVアンプに接続し、実際に音出しができるようにします。

 スピーカーセッティングとしては、2.0、3.0、4.0、5.0の4種類を設定します。同じ音源での比較により、聴こえ方の違いを比べることにより、センタースピーカーやリアスピーカーの効果について、まずは検討していきたいと思います。

次に、それぞれのスピーカーを変えたときの違いや、曲との相性などについて、これまで、2chで行ってきたように検討していきたいと考えています。

最初に、当面の基本となるスピーカーシステムをご説明します。

スピーカーセッティング-1(2.0ch)

 Z800のステレオセッティングを想定しています。

これは、マルチチャンネル(5.x ch)の観点から言えば、センタースピーカーとリアスピーカーがない場合に相当します。

センタースピーカーの効果については、3.0chとの比較が想定されます。

また、リアスピーカーの効果については、4.0chとの比較、さらに総合比較として、5.0chとの比較などが想定されます。

 

 

スピーカーセッティング-2(3.0ch)

 Z800をフロントのLRに配置して、センタースピーカーとして、Z-1を配した構成を想定しています。

この構成と、通常のステレオ(2.0ch)構成との比較で、センタースピーカーの効果を検討したいと考えています。

特に、クラシックの比較的古いSACDマルチ(LIving Stereoシリーズなど)に、3.0chというのがあり、2.0chSACD、通常の2.0chCDとのハイブリッド版となっているアルバムがあります。

あえて、3.0chにしている効果がはたしてどれぐらいあるのか、比較試聴したいと思います。

 

スピーカーセッティング-3(4.0ch)

 Z800を前後に配置して、4.0chとしたセッティングです。

マルチャチャンネルのサウンド体験には4chでも十分、という意見もネットなどでは見受けられ、あえて、このセッティングで一度聞いてみたいと考えました。

ただ、その場合は、センター用の情報を左右にミックスダウンするのが、本当の比較になると考えられます。

 AVアンプの設定には、3.0、4.0,5.0などの設定があるので、当面は、これで切り替えて比較することから始めることを想定しています。

 ただし、これらの設定が内部で本当にミックスダウンしているのかどうかは不明ですので、最終的には、PCなどの5.1chの音源をもとに、RME等で、ミックスダウンしたリソースで比較することを想定しています。これは、先にも予告しましたように、配信サービス用のシステムのご紹介の際に行いたいと思います。

 

 

 

スピーカーセッティング-4(5.0ch)

 センタースピーカー、リアスピーカーを配置したセッティングです。
今回は、センタースピーカーとして、中低域が充実しているZ-1を組み合わせてみます。センターに定位することの多いボーカルなどの再生やベース、ドラム等のリズム・セクションの中低域再生に力を発揮してくれるのではないかと期待しました。

なお、センタースピーカーの効果については、今後、別途、様々な組み合わせで検討していきたいと考えています。

また、リアスピーカーについても同様に組み合わせを検討してみたいと思います。

 

2.0ch、4.0ch、5.0ch の試聴比較

試聴するリソースの分類

 マルチチャンネルリソースは、再現する音場という概念があるか、概念がないかでまず大きくわかれます。次に音場を比較的大きなコンサートホールのような音場と、比較的小さな音場に分けて考えてみます。<この分類は暫定的なもので将来変わる>

 

① 音場あり(大) : コンサートホールのような大音場を客席で聞いている 
② 音場あり(小) : 音場が小さくサラウンド的にリヤからも音が多く聞こえる
③ 音場なし    : チャンネル間を音が飛び交うタイプ

 

それぞれのタイプにより、特にリアスピーカーに求められる特性も異なってくるように思われます。

① 音場あり(大) : フロント9割 :リヤ1割 
・音の主体は完全に前方にある。リアは間接音主体で極わずかな音圧となる。

② 音場あり(小) : フロント7~9割 :リヤ2~3割
・一般にフロントの方が音圧が高い場合が、リヤからも多く音に囲まれているような感覚となる。

③ 音場なし :   フロントとリヤの比率はバラバラ
・音場という概念がないため、いろんなところから音が飛んでくる。

 

 それぞれのタイプにより、マルチチャンネルで受ける効果とインパクトも異なってくると思われます。それと、当然ですが、録音の優劣の影響も大きいでしょう。

 試聴にあたって、分け方が大雑把ではありますが、いくつかの曲を確認していきたいと思います。

 

試聴用アルバム

 当面の比較試聴用として、下記の12枚のアルバムを選定してみました。

なお、ネットや本などの情報で、良い録音のアルバムとして有名な場合でも、プレミアム価格になってしまって、あまりに高額な場合や、既に廃盤で入手が困難な場合などは、選定から除外しています。

 すべて、通常のCD録音、SACDステレオ、SACDマルチのハイブリッド版です。

 これら以外のアルバムも既にいくつか用意していますが、今後、都度ご紹介していきたいと思います。

また、これらのアルバムの詳細についても、アルバム紹介の一環として、別ブログにてご紹介することを予定しています。

1. Classic系

1-1. エッシェンバッハ 指揮/フィラデルフィア管弦楽団/サン・サーンス他/交響曲第3番「オルガン付き」他 /[ODE1094-5]/5.0ch
1-2. Freddy Kempf(piano)/Andrew Litton指揮/Bergen Philharmonic Orchestra/George Gershwin/Rhapsody in Blue/[BIS-SACD-1940]/5.0ch
1-3. Edward Gardner/National Youth Orchestra of Great Britain/Holst; The Planet/Straus; Also Sprach Zarathustra/[CHSA 5179]/5.1ch
1-4. ハーゲン・カルテット/ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第16番/[MYR009]/5.0ch
1-5. 諏訪内晶子/サカリ・オラモ指揮/バーミンガム市交響楽団/シベリウス他/ヴァイオリン協奏曲/[470 622-2]/5.0ch

2. Jazz(Fusion)系

2-1. マイルス・デービス他/Kind of Blue/ [SICP10083]/5.1ch

2-2. スティーブ・ガッド他/The Gadd Gang/ [SICP10098]/5.1ch
2-3. 藤田恵美 /Camomile Best Audio/ [PPCA-60019]/5.1ch

3. Rock系

3-1. フリート・ウッド・マック/Second Hand News(2011Remastered)/ [WPCR14171]/5.1ch
3-2. ピンク・フロイド/The Dark Side of The Moon/[TOGP-15001]/5.1ch
3-3.スティーリー・ダン/Gaucho/ [0602498605103]/5.1ch

4. その他

4-1. 富田 勲/ホルスト/惑星 - Ultimate Edition /[COGQ-51]/4.0ch

 

 それぞれのアルバムによっては、様々なテイクとバリエーションがあり、SACDマルチが含まれていない盤もあります。[ ]で囲んで示しているのがアルバム番号で、これらがSACDマルチを含むバージョンとなります。
また、最後に、録音のチャンネル構成を示しました。クラシック系は、5.0chというのが多いようです。

また、最後に示した有名な冨田さんの「惑星」は4.0chで、③空間移動型 です。この場合、曲の性格上、前方定位感よりも、音の浮遊感を重視して4.0ch録音としたのではないかと推察されます。
SACDマルチについては、調査継続中ですが、4.0chというのは、あまりないようです。

 

まずは、これら12アルバムをベースに比較試聴して、スピーカーの組み合わせや機器の評価等をしていきたいと思います。

 

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