目次
火の鳥 / ストラビンスキー / 大植英次指揮 ミネソタ管弦楽団
規格品番: [RR70]
曲と演奏者の概要紹介
はじめに
今回ご紹介するのは、音工房Zの試聴会で、お客様からご推薦頂いたCDとなります。
ストラヴィンスキーの ”火の鳥”、”うぐいすの歌”、”春の祭典”が録音されたアルバムから、”火の鳥”についてご紹介します。ミネソタ管弦楽団の演奏で、指揮者は、大植英次です。
レーベルが、優秀な録音技術で知られるアメリカのReference Recordingsで、本アルバムは、1996年グラミー賞にノミネートされました。
本組曲、”火の鳥”は、もともとが22の曲からなるバレエ組曲ですが、本アルバムでは、それから7曲を抜粋した組曲(1919年版)ということもあるのか、唐突に各章が終わり、次が始まるという印象もうけます。各曲の終わりがカデンツァの形式ではないからかもしれません。
一方、録音の音圧が高く、周波数レンジも広いのが特徴で、特に低域側は、36Hzぐらいまでかなり高い音圧で入っています。広い周波数領域で、ダイナミックレンジの広いクリアな音を聴くことが出来ます。
各曲で、ピーク値の周波数特性もかなり異なっているので、オーディオシステムのチェック用としても使えるのではないかと思われます。
逆に、極低域が強烈に入っている曲については、システムによっては、その領域が再生できない可能性もあり、その場合、少し寂しく聴こえるかもしれません。
Amazonなどでの録音の評価がばらついているのも、そのような事情も関係していると推定されます。
Reference Recordings について
リファレンスレコーディング(REFERENCE RECORDINGS)は、USAのサンフランシスコに拠点をおくレーベルで1976年に創立されました。高品質のCD、ハイブリッドSACD、リファレンスマスターカットLP、DVDオーディオディスク等を媒体にして高音質の音楽ソースを提供しています。これらの高音質録音作品により、毎年のようにグラミー賞にノミネートされています。
大植英次の関係する本曲のグラミー賞ノミネート、及び2004年の同じく大植英次指揮の別の受賞作品は、本レーベルからでています。
また、彼らの独自技術として、HDCDやDVD-R上のHRxなどもあります。
これらの独自技術の開発なども手掛けたキース O.ジョンソン博士が、同社のチーフエンジニア兼テクニカルディレクターとして活躍しています。
なお、ディジタル録音においては、独自技術に基づき176.4kHz /24bitを基本的には標準としているようです。DSDの 2.8MHzが、PCMに変換すると、概算で 176.4kHz となりますので、DSDとの互換性によるものと思われます。
さらに、現在では、同社のウェブサイトなどから、データとしてダウンロード販売も行っています。この場合、いくつかのフォーマットが用意されており、最高の解像度が、最新の曲では、192kHz/24bitで、フォーマットは、AppleLossless/FLAC/WAVなどから選択できます。
なお、本曲も本サイトからダウンロード可能で、フォーマットは、AppleLossless / flac /WAVの3つで、解像度は 176.4kHz/24bit、44.1kHz / 16bitなどから選択可能です。
日本ではe-onkyoからも配信されていますが、ファイル形式が、flac /WAV、最も高い解像度が 176.4kHz/24bitとなっています。これらの数値は、リファレンスレコーディングの当時の録音の標準フォーマットによるものと思われます。
大植英次
指揮者の大植英次については、ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn )と大植英次指揮のスウェーデン放送交響楽団 (Swedish Radio Symphony Orchestra)によるパガニーニの交響曲第一番のご紹介記事に記載しましたので、御覧ください。
ミネソタ管弦楽団
ミネソタ管弦楽団は、ミネアポリス交響楽団として設立され、1903年11月5日に創設音楽監督のエミルオーバーホッファーの下で初のコンサートを行いました。米国で8番目に設立されたオーケストラとなります。
歴代の音楽監督を示します。
1. Emil Oberhoffer (1903-1922)
2. Henri Verbrugghen (1923-1931)
3. Eugene Ormandy (1931-1936)
4. Dimitri Mitropoulos (1937-1949)
5. Antal Dorati (1949-1960)
6. Stanislaw Skrowaczewski (1960-1979)
7. Sir Neville Marriner (1979-1986)
8. Edo de Waart (1986-1995)
9. Eiji Oue (1995-2002)
10. Osmo Vänskä (2003-present)
大植英次は、9代目の音楽監督を努めています。
現在の音楽監督であるオスモ・ヴァンスカ(Osmo Vänskä )は、2003年から2013年まで音楽監督を努め、組織の労働争議で一旦辞任し、2014年5月に再任し、現在に至っています。2022年のシーズンの終わりに任期を終える予定とのことです。
なお、ホームページには、グラミー賞を受賞したオーケストラである、との記載があります。これは、大植英次指揮での2004年の受賞のことだと思われますが、特にその詳細についての記載はないようです。また、ミネアポリスは、2020年に人種差別に関係する事件があり、全米で取り上げられました。
おそらく、その関係もあり、同管弦楽団のホームページには、”人種的不公正に立ち向かう” という項目が挙げられています。それに関連した様々なプログラムが積極的にすすめられているようです。
ストラヴィンスキーと本作品
イーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキーは、ロシアの作曲家で、1882年6月17日 にサンクトペテルブルク近郊のオラニエンバウム(現・ロモノソフ)で生まれ、 1971年4月6日にニューヨークのエセックスハウスで亡くなりました。88歳でした。20世紀を代表する現代の作曲家の一人です。
なお、最終的な埋葬地は、本曲、”火の鳥”を依頼したバレイ・リュスの主宰者であるセルゲイ・ディアギレフの眠るヴェネツィアのサン・ミケーレ島とのことです。
”火の鳥”は、ロシアの民話に基づく1幕2場のバレエ音楽、およびそれに基づくバレエ作品です。オリジナルのバレエ音楽と3種類の組曲があり、オーケストレーションが大幅に異なります。組曲版では一部曲名が異なる部分もあります。
ロシアの芸術プロデューサーであり、バレエ・リュスの主宰者でもあったセルゲイ・ディアギレフは、1910年のシーズン向けの新作として、この題材によるバレエの上演を思いつきました。
作曲者選定では紆余曲折の後、バレエ・リュスの公演の『レ・シルフィード』の編曲などで縁があった当時若手作曲家のストラヴィンスキーに作曲を依頼しました。ストラヴィンスキーは、台本のミハイル・フォーキンと相談しながら並行して作曲を開始、半年あまりで完成しました。
オリジナルのバレエ音楽は、下記の構成となっています。
- 1 導入部
- 2 カスチェイの魔法の庭園
- 3 イワンに追われた火の鳥の出現
- 4 火の鳥の踊り
- 5 イワンに捕らえられた火の鳥
- 6 火の鳥の嘆願
- 7 魔法にかけられた13人の王女たちの出現
- 8 金のリンゴと戯れる王女たち
- 9 イワン王子の突然の出現
- 10 王女たちのロンド
- 11 夜明け
- 12 魔法のカリヨン、カスチェイの番兵の怪物たちの登場、イワンの捕獲
- 13 不死の魔王カスチェイの登場
- 14 カスチェイとイワンの対話
- 15 王女たちのとりなし
- 16 火の鳥の出現
- 17 火の鳥の魔法にかかったカスチェイの手下たちの踊り
- 18 カスチェイ一党の凶悪な踊り
- 19 火の鳥の子守歌
- 20 カスチェイの目覚め
- 21 カスチェイの死、深い闇
- 22 カスチェイの城と魔法の消滅、石にされていた騎士たちの復活、大団円
本アルバムが準拠している1919年版では、つぎのような構成となっています。
本アルバムでは、先頭の1から7までのシリアルナンバーがついて紹介されています。後の数字は、少し組合わせや題名が異なったりもしていますが、上記のオリジナルの曲にほぼ対応しています。
- 1. 1・2 序奏 ; introduction
- 2. 3 火の鳥の踊り ; The Firebird and Her Dance
- 3. 4 火の鳥のヴァリアシオン ; Variation of the Firebird
- 4. 10 王女たちのロンド(ホロヴォード); Round Dance of the Princesses
- 5. 18 魔王カスチェイの凶悪な踊り ; Internal Dance of King Kashchei
- 6. 19 子守歌 ; Berceuse
- 7. 22 終曲 ; Finale
火の鳥 の特性測定と評価
本曲のピーク値の周波数特性の特徴
ピーク値の周波数特性の測定について
本曲のピーク値の周波数特性としてWaveSpectraによる連続データの測定値を示します。
測定用のDACには、GustardのDAC-A22を用いました。
なお、以下記載のある曲と各ピークの確認等については、ヘッドフォンにより行っています。このモニター用のヘッドフォンには、主にSennheizerのHD-660SとソニーのMDT-M1STを用いました。
今回は、本組曲のうち、1,4,5,7について、そのピーク値の周波数特性を検討してみます。
introduction の測定結果
introduction全体
まず、1.introduction 全体の測定結果を、図1に示します。
座標軸の値がオリジナルのままでは見にくいので、補完してあります。
縦軸がピーク値の音圧でdB単位で、0から-80dBまでを表示しています。また、横軸は周波数で、一番左の外枠が20Hz、緑の点のように見えるところに値が記載してあり、100Hz、1kHz、10kHzで、右の外枠の少し内側の黄色い矢印で示したところが20kHzとなります 。
なお、30Hzと40Hzの間にある縦の白い点線が、このグラフでの最大のピークの位置で、36.3Hzとなっています。
図 1. 火の鳥 1. introduction (全曲)のピーク値の周波数特性(Wave Spectraによる測定値;連続値)
カーソル(白:最大ピーク)の位置は、36.3Hz
白い縦軸の点線で示した、音圧の最大値は、36.3Hz付近とかなり低域となっています。
これは、もはや地響きのように聴こえ、楽器がなにかよくわからないのですが、7曲目などのピーク値からバスドラムが音源と推定されます。
また、40-60Hzにあるいくつかのピークは、コントラバスと思われます。例えば、コントラバスの第4弦の開放弦は、E1で41.2Hz(A4=440Hzの場合)となります。
これらの200Hz以下のピークは、最初の30秒でほぼ現れます。
introduction 最初の30秒間
次の図2に、1曲目の30秒間の値を示します。赤い線が開始から30秒間のピーク値で、緑は曲を止めた時点でのピーク値の値です。少なくもこの30秒間は、36.3Hzの音はほぼ鳴りっぱなしです。
図2. 火の鳥 1. introduction (開始から30秒間)のピーク値の周波数特性
(Wave Spectraによる測定値;連続値)
カーソル(最大ピーク)の位置は、36.3Hz
この30秒間は、各スピーカーの極低域の再生能力の限界を示してくれます。
例えば、Z800+Z505Trentだと、この36.3Hzの地響きのような音と、コントラバスの各音とが音程としてはっきりと分離して聴こえますが、Z-1の場合だと、この区間は、なにやらモゴモゴと低域が鳴っていますが、音は分離して聴こえません。かろうじてコントラバスも鳴っているな、と分かる程度です。
Round Dance of the Princessesの測定結果
次に4曲目、王女たちのロンド(ホロヴォード); Round Dance of the Princessesのピーク値の周波数特性を示します。
この曲では、低域側で目立つピークで、最も低い値は、55.2Hz(おそらくA1)となっています。
図3. 火の鳥 4. Round Dance if the Princesses(全曲)のピーク値の周波数特性
(Wave Spectraによる測定値;連続値)
カーソルの位置(白い縦軸のピーク値)は、55.2Hz
木管楽器系の柔らかな響きで始まり、弦楽器(弦5部)やハープシコードなど、全体にゆったりした中高域の楽器群が中心の構成となります。離散的な倍音列が高音域まで、入っているのがわかります。フーリエ解析的に言えば、波形の立ち上がり成分などの再生という意味で、スーパーツイータが有効であろうと予想されます。
Internal Dance of King Kashchei の測定結果
次に、5曲目、魔王カスチェイの凶悪な踊り ; Internal Dance of King Kashchei、です。
白の縦線で示す最大ピークは、36.6-37.7Hzで、バスドラムによるものです。
図4. 火の鳥 5. Internal Dance of King, Kachechei(全曲)のピーク値の周波数特性
(Wave Spectraによる測定値;連続値)
カーソル(最大ピーク)の位置は、36.3-37.7Hz
曲は、4曲目から一転して、暗雲が立ち込める雰囲気となります。
冒頭部分から、バスドラムが時折ドンと鳴り危機的状況を感じさせます。高音を奏でる各楽器のパッセージも単発的に短く、緊張感を高めるように奏でられます。音楽的には、一番動きが感じられ、音のキレの良さが、効果的に使われています。
Finale の測定結果
次に、最後の7曲目、終曲 ; Finale の測定値を示します。
白い縦軸のカーソルの位置は、36.3-37.7Hzと、なっており、全体の形状は5曲目とかなり似ています。
周波数帯域全体に渡って音圧が高い録音となっていますが、100Hz以下の低域側が高くなっているのが特徴です。
図5. 火の鳥 7. Finale(全曲)のピーク値の周波数特性
(Wave Spectraによる測定値;連続値)
カーソル(最大ピーク)の位置は、36.3-37.7Hz
ただ、それらのピークの出現のタイミングが5番目とは全く異なっており、全体の曲調も違っています。
まず、ホルンでしょうか、本曲のテーマともいえるフレーズが、ゆったりと柔らかく繰り返し流れます。
なにやらが終わった、という雰囲気です。200-2kHzの音域です。
続いてハープシコードで、場面が開け、音域も50Hz-4kHzぐらいに広がります。弦楽器が高低に加わり、全体の音圧が徐々に上がりつつ高い方が、さらに10kHzぐらいまで広がります。
加えてティパニーなどの軽い誘導を経て、大団円という趣で、バスドラムがドーンと時折鳴ります。
これが、36.3Hz付近ですので、ズーンと響くように伝わります。
いかにも終わり、という感じで大きく響きわたり終了です。
ストラヴィンスキー 火の鳥 の試聴
本組曲のかなりの曲で、バスドラムが効果的に用いられています。周波数が、36Hz程度とかなり低くかつ高い音圧で入っているのが特徴です。まずは、その再生ができるかどうかが肝心と思われます。
ということで、まずはZ800+Z505-TrentSの3way構成で試聴します。
次に比較的一般的な構成ともいえるZ-1での試聴を行いましたので、その結果を記載します。
Z800-FW168HR+Z505-TrentSでの試聴
Z800は、音工房Zの最高峰のスピーカーです。
2ウェイのバスレフタイプで、形式的には、Z-1と同じです。
ツィーター、ウーファー共に、フォステクスの最高のものを使っています。それぞれ、市販の300万クラスのスピーカーに普通に採用されているユニットです。
Z505-Trentoは、Z800-FW168HRに25センチwooferシステムとして追加し、3way化することができます。これにより、ローエンド・ミッドバスを強化します。
また、小型スピーカー、点音源スピーカーのサブウーファーとしても利用可能です。(フィルターが別途必要です)
本Z505-Trentoに用いているスピーカーユニット(Z-Trento・ゼットトレント)はZ800-FW168HRを3way化するために自社開発したオリジナルスピーカーユニットです。
エンクロージャー、ユニット、ネットワークを全て含み、エンクロージャーには24mm厚の強固なフィンランドバーチベニヤを採用しています。
Z505-Trentoはキットでのご提供、Z505-TrentoSは完成品としてのご提供となります。
1. introduction
地響きのようなゴォーっと言う音で始まります。楽器は判別が難しいのですが、周波数からバスドラムの奏法と思われます。続いて、コントラバスの音が、分離して聴こえます。この最初の約30秒は、Z800でも分離して再生すると思われますが、迫力はTrentoならではの世界です。
4. Round Dance of the Princesses
全体に透き通ったような透明感を感じます。ベースの響きが効果的で、朝もやが揺蕩うような幻想的な世界を思わせます。弦楽器の柔らかな響きがお姫様たちのホワッとした雰囲気を感じさせます。
全体に余裕のある響きです。
5. Internal Dance of King Kashchei
雰囲気は一転します。音の通る高域の楽器音と共にドーンと大きく響くバスドラムが危機的な雰囲気を出します。
弦楽器、金管楽器、ピッコロ、シロフォンなどのキレのよい短いパッセージが、平行して鳴るティンパニーなどの中低音部と共にテンションを高めます。
7. Finale
フィナーレは、密やかに始まります。気をつけていないと前の曲と連続しているので切れ目がわかりません。
1’20”ごろからだんだんと参加する楽器が増えていって、再生音域も広がり、1’58”にバスドラムが単体でドーンと鳴り、大団円の始まりです。ここで、何度か鳴るバスドラムは地響きのようなズシンと来る感じです。
全体に、音域が広く、本システムで聴くと音に余裕があり、かつ高域の早いパッセージもきちんとキレよく再生され、音楽に浸れるじ感じがします。
本アルバムの録音の良さが良く分かる再生音を聴くことができます。
Z-1-Livorno (S)
Z-1は、音工房Zオリジナルユニットと、最適化されたネットワーク回路から成る2ウェイ
のバスレフスピーカーです。
バスレフポートは、テーパー状で、後ろ側に配置されています。
各専用ユニットとシンプルなネットワーク構成をバランス良くチューニングすることで、
コストパフォーマンスと高級機に匹敵するクオリティを両立させることができました。
フルオーケストラ等の再生に強みを発揮する朗々とした中低音域が特徴です。
このZ-1については、スーパーツィータZ501と組み合わせたほうが、音にキレが出てきていい印象でしたので、組み合わせて試聴した場合を中心に次にご紹介します。
Z-1+スーパートゥイーターZ501での試聴
Z-1にスーパーツィーターZ501を組合わて試聴しました。
コンデンサは0.82μFを用いました。
1. introduction
開始部分の印象は、なんか低域がモゴモゴとなっているといった感じです。これはこの曲でずっと鳴っています。コントラバスの音は、それとは違うというのはわかりますが、音程がやや不確かな感じです
4. Round Dance of the Princesses
まず、Z-1単体での試聴ですが、ピッコロ、もしくはフルートの高音はきれいに鳴り、雰囲気のある音がゆったりと鳴ります。
ただ、Z800+Trentoで感じたような、透き通ったようなイメージはあまり浮かんできません。全体にややもっさり気味な印象です。
次に、Z501を追加して試聴しました。
スッとした感じになりました。モヤが少し晴れたような印象です。少し朝の爽やかさ、のような感じがでてきました。
5. Internal Dance of King Kashchei
まとまりがある音、という印象です。
Z800+Trentoでは、各楽器毎にそれぞれ分離して聴くことができるような印象でしたが、Z-1は、全体的にいい音楽という感じを与えます。このパートでも、スーパーツイータZ501は必須なようです。音の通りとキレが違います。
7. Finale
後半部、時折鳴るバスドラムの音が大きなティンパニーのようにも聴こえます。
この音については、Z800+Trentoと比較するのは、無理があると言えます。
ただ、Z-1での再生音は、それなりにまとまりのある音という印象でした。
音楽情報
CD紹介
関連リンク先
・本アルバム同様、極低域が豊かに含まれる音源集です。
・パッシブ型サブウーファーの使い方をご紹介しています。
・PCオーディオ入門編 2023です。導入しやすく高音質のオーディオ環境のご紹介です。
サブスク音源、驚きのminiPC、最新D級アンプ、音工房Zのスピーカキットなどをご紹介しました。
今や入手が困難なCD音源なども、1億曲のサブスクなら聴くことができる、かもしれません。