今日は10センチのZ-Bergamoと、13センチ*2発ウーファーのZ506-Livornosubを使ってLCRとデジタルチャンデバを使って音を合わせる方法をやってみたいと思います。10センチのフルレンジと13センチのウーファー2発を合わせてマルチウエイ化するというのが本日のテーマになります。

 結論だけ先に書いてしまうと、前回まで行ってきたシンプルなフルレンジ+サブウーファーという構成に比べると時間と手間がかかる割に圧倒的に音が劇的に改善するかと言えば???です。中上級者の方が遊びでやるのには良いかと思いますので、そのつもりで書いてみたいと思います。

 今後完成品を作る場合はこちらのコンテンツの続きをその時に書こうかと思います。初心者の方は頭が混乱するだけかもしれませんので今日の内容はスルーで、前回までの簡単なサブウーファー方式をご採用いただくのが良いかと思います。

LCRで13センチ*2発ウーファー+フルレンジの2way

 LCRでマルチウエイを組む場合、基本的にはウーファーよりかツィーターのほうが能率を高いものをピックアップしてATTでツィーターの能率を落としてウーファーに合わせるのが基本です。ただ、今回のフルレンジ+ウーファーのシステムでは生のフルレンジ信号をいじらないで使いたいと前提でテストしてみたいと思います。そうなると弊社で使ってみた10センチで、Z506-LivornosubでよくマッチするのはZ-Bergamoだけでした。

こちらのユニットは単体販売していないので類似ユニットとして、マークオーディオの

・MAOP7
・PLUVIA7HD
・CHR70

なども似た傾向ですので同じことができるかと思います。

 FOSTEXのオーバーダンピングユニットはFE108Solを試してみましたが、フルレンジの高域レベルが高く高域が右肩上がりなため13センチ2発のウーファーとのマッチングは難しくATTが必須になる感じです。

 ウーファーのローパスフィルターのクロスを1000Hzぐらいにあげてやるとバランスが改善しましたが、これなら普通にサブウーファー用のアンプをかましたほうが音が良いという印象でした。それでは、Z-BergamoとZ506-LivornosubのLCRネットワークについて書いてゆきます。

 計算上はZ506のほうが能率が高いと思ったのでうまくいかないと予想していましたが、ウーファー2発を200Hzあたりから12dB/octでカットしたらまあまあうまく繋がりました。フルレンジのほうは、ネットワークなしです。イメージで言うと↓のような感じになりました。

 結構大きなコイルとコンデンサーを使うことになります。長岡鉄男先生のモアイのような構成のネットワークですね。このネットワークはデメリットはインピーダンスが4Ωを下回ってしまう点です。利用しているデジタルアンプBT30Dは2ΩまでOKらしいので大丈夫かと思いますが、古いアンプご利用の方はご注意ください。

 Z506-Livornosubはサブウーファーとして使うことを想定したいたので密閉ですが、この場合はもしかしたらバスレフにしてしまったほうが良いかもしれません。

デジタルチャンデバでパッシブサブウーファーを駆動

 LCRに比べると音量調整がアンプでできるのでこちらの楽ですが初めての方にはハードルが結構高いかもしれません。最近使い始めたデイトンオーディオのDSP408がこれまで全く出ていなかったノイズがでて使えない状況になってしまいました。WEBで調べてみると同様の症状で悩んでいる方が多いようで、急遽DCX2496に繋ぎ変えて視聴しました。

 DSP408はノイズの問題が解決するまでは推奨するのは一旦推奨を止めたいと思います。解決方法がわかりかましたら、メルマガ・ブログに掲載しますね。(ご存知の方いらっしゃいましたら教えていただけたら幸いです)

 Z-Bergamoをフルレンジで駆動させ、Z506-Livornosubを200Hzあたりから低域をカットして利用します。つまり、Z506-Livornosubのサブウーファーのフィルターのためだけに利用しています。今回はプリアウトできるアンプにFosiAudioのBT30Dプロを使いましたが、この機種でなくてももちろん構いません。

利用イメージは↓のようになります。

BT30Dからプリアウトした信号をデジタルチャネルデバイダーのXLRで受けるケーブルは↓のようなものが良いかと思います。

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