目次
■多機能2.1chデジタルアンプ
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機能テンコ盛りのウーファーOK 格安デジタルアンプ
音工房ZのPCスピーカー Z600-OMMF4 の試聴会時に使用したアンプです。
実勢価格1万円前後で販売されており、俗にいう中華アンプの中では比較的高価な
ものになります。
別メーカーから同型のアンプが販売されていているので、どこかのOEMかもしれません。
特徴として、ウーファーをつなげられる2.1chアンプとなっており、アクティブサブウーファーと
パッシブウーファーの両方のタイプに接続できます。
ウーファー専用のアンプを別に買う事を考えると、かなりお買い得と言えます。
ブルートゥースやUSBフラッシュメモリに入ったデーターも再生する事ができ使い勝手が良いです。
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音質
音質評価
デジタルアンプらしいコモリ感のないハキハキとした音です。
低音の沈み込みがクセになりそうです。POPSや打ち込み系は非常に良いです。
残念な点は、音質が若干粗めな感じで、パワー感はあるのですが、ちょっと造られた音のように
感じました。
それでもオーディオ用と目くじらをたてずにPC用と割り切れば市販のPCスピーカーの音質
よりかは圧倒的に音は良いので、非常にオススメではあります。
弊社のZ600-OMMF4と接続して試聴したところ、小口径にもかかわらず
意外とクラッシックオケでも音の拡がりがあり、迫力があったのが印象的でした。
迫力や元気の良さはあるので、そういった向きの楽曲ならば楽しく聴かせて
くれるアンプであると感じました。
パッシブウーファー出力も強力で、さすが100W(モノラル出力)だけあり、25cmウーファーのZ505トレントをボコンボコン鳴らす実力があります。
音質調整機能
デフォルトの設定では音は軽めなのですが、音質調整機能こそがこのアンプの
最も評価できる部分です。ステレオスピーカーの出力に対して
高音と低音の調整ができ、安価な同機能のアンプよりも効きが良いです。
小口径の振動板を使ったスピーカーは音にクセのある物が多く、多くは高音の
ある帯域が刺さるものであったり、低域がこもるようなものも多いため、本機
のようにツマミで簡単に音質調整できるアンプは非常に便利です。
さらに本機はサブウーファーの音量とクロスオーバーも変える事ができます。
アンプの機種によっては個別のサブウーファーの音量を持たないものもあり、
別個のボリュームでクロスも可変であると、調整が楽です。
パッシブでつなげた13cmのウーファーでも低域を力強く鳴らすことができ
コンパクトなこのアンプから、これほど強力に鳴らすことが出来るのかと
びっくりしてしまいました。
入出力
〇RCA入力
家電やオーディオ機器で一般的なRCAピンジャック入力です。
金メッキ仕様になっており高級感があります。
モード選択は青色のLEDで確認できます。左からAUX( RCAピンジャック入力)、
BT(Bluetooth)、USBとなり、ボリュームノブ(一番右側の赤色)を押す事に
より順次切り替わります。
〇USBメモリ入力
前面の端子はUSBのフラッシュメモリの挿し口です。
PCとつないでDACになる訳ではないので注意です。
読み込めるファイルタイプはmp3,wma,flac,wav,で、
ogg,alac(appleロスレス)、m4a(aacコーデック)は使用できないようです。
ハイレゾファイルは読み込みませんでした。
本体に操作ボタンがないので、付属のリモコンからの操作になります。
赤外線のリモコンが付属します。
入力ソースや音量がリモコンで変えられるのは便利です。
最下部のボタンのMODE1~3はこの機種では設定が無いようです。
USBメモリを本体に差すと、自動的に演奏が始まります。
モードは電源ボタンかリモコンのMODEを押してUSB演奏中でも変えられますが、
外部入力からメモリに戻る時にはかならず頭からになってしまいます。
USBメモリに格納されるファイルについて注意しないといけないのは
演奏の順番はファイル名等ではなく、
”USBメモリにコピーされた順番”になるので、曲順を変えたい場合は
全消去して演奏してほしい順番順にコピーしなおすか UMSSORT
などのアプリを使って変更します。
ただしフォルダのフォルダ名は優先されるらしく、例えばフォルダ名を
「1」,「2」,「3」と3つフォルダ作り、「1」にクラシック、
「2」にジャズ、「3」に洋楽とすると「1」のクラシック内のファイルを
すべて演奏したら「2」のジャズフォルダに移行し、「2」のジャズフォルダ
を演奏しきったら「3」の洋楽フォルダに移行するという順番になります。
フォルダ内の再生順はフォルダ内でのコピーした順番に依存します。
〇Bluetooth接続
スマホの接続等で一般的になりつつあるBluetoothも対応で、バージョン5.0です。
アンテナを後方右側にとりつけます。
切り替えは電源ボタンをおしてBTの位置にします。
LEDの点滅時にスマホとのペアリングを行います。
試聴中には音の途切れはありませんでした。
●スピーカー接続
バナナプラグ対応のターミナルで裸線も接続できます。
バナナプラグ用の穴はΦ3.5で裸線用はΦ2.5です。
●パッシブウーファー接続
バナナプラグ対応のターミナルで裸線も接続できます。
上に同じく、バナナプラグ用の穴はΦ3.5で裸線用はΦ2.5です。
●アクティブサブウーファー接続
RCAピンコード対応です。
内部
ヒートシンクの下にTIのTPA3116D2アンプチップが2個あり、ステレオ50W x 2
ウーファー用モノラル100Wの出力となっています。
プリアンプ部の音質調整用のオペアンプはNE5532が2つ
中華アンプでは定番のチップ
Bluethoothデコーダーチップまわり。
電源ラインのデカップリングコンデンサ 1000uF 25V
出力用LPFのインダクタとフィルムコン
その他
リモコン対応
小さなリモコンが付属します。赤外線リモコンです。USBメモリキー内のファイルの操作は
これでのみ操作できます。サブウーファーの音質調整は行えません。
ACアダプター
ACアダプターはDC24V 4.5Aの容量が大きなものが付属します。
その他付属品
取り扱い説明書が付属します。
RCAケーブルやスピーカーケーブルは付属していません。
仕様
モデル:Douk Audio M3
チャンネル数:2.0 / 2.1 / 2.2
オーディオ入力:Bluetooth /ステレオRCA / フラッシュ メモリ
音声出力:バナナスピーカージャック
フラッシュ メモリサポート形式:MP3、WMA、APE、FLAC、WAV ...
Bluetoothバージョン:5.0
スピーカーインピーダンス:4-8Ω
最大出力電力:50W * 2 + 100W(4Ω負荷)
SNR:≥98dB
入力感度:0.775V
THD:0.05%(1kHz 1W)
周波数応答:20Hz-20KHz(±3dB)
低周波調整範囲:40-300Hz
動作電圧:DC 12-24V
寸法(W * D * H):130 * 128 * 30mm
正味重量:540g
パッケージの重量:1130g
包装内容明細書
1 * M3アンプ
1 * 24V / 4.5A電源
1 *マニュアル
(※アマゾン商品ページから転載)