■CreativeのPC用格安PCスピーカー

          
  

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親しみやすい球形デザインの小型PC用スピーカー

Criative社は1981年にシンガポールに設立し、1989年から発売されたサウンドブラスター等のサウンドカードは業界標準となるくらい有名でした。PC系のサウンドデバイスに強く、オーディオインターフェイスやDAC、ヘッドホンやPC用スピーカー等 いろいろ販売を拡げています。


Criative Pebbleは2017年12月上旬に発売し、サブウーファー付きのPlusは2019年4月上旬に発売されました。
Pebbleとは丸い小石の意味で、PCスピーカーにありがちな無骨さとは違った、親しみやすく優しい球状の形をしています。


Pebbleシリーズは全部で4種類あり、スタンダード、Pebble V2、Pebble V3、Pebble PLUSで、

スタンダード : USBバスパワー +アナログ接続
Pebble V2  ;USB Type-C電源採用 高出力モデル
Pebble V3  :Bluetooth、 USBオーディオ、アナログ接続の3種類の入力とUSB Type-C電源
Pebble PLUS   : パッシブラジエーターが無い変わりに、ウーファーがついたモデル

というラインナップになっています。


Creative Pebble Plus はスタンダードから2000円増しほどでサブウーファーが付いてくるので非常にお買い得感の
あるモデルとなっています。


音質

音質評価

小口径メタル振動板フルレンジユニットと低音用のウーファーとで相乗効果で非常によいバランスとなっています。あまり音に強いこだわりがなければこの構成で不満は出ないかと思います。

定位は中央にピンポイントに集まり、スピーカー周りにその他の音場が漂います。
高域の伸びがあまり感じられない代わりに、メタルコーンによくある金属的な不快なクセは、ほとんど感じられませんでした。

低域の再生はかなりダンピングが悪くキレがありませんが、量感のバランスは良いと感じました。

音が比較的軽い傾向にあり、BGM程度の曲ならばよいですが、本格的なオーディオには役不足と感じます。

試聴楽曲

 

・Hotel California
全体的にみればバランスは良いのですが、オーディオ的に聞くと、すべていま一つな感じです。
低域の締まりが悪く 全体的がフワフワしている印象に感じました。


・StarWars シスの復讐(映画音楽)
PCで映画など迫力のある音楽も聴くことを想定して選曲
ウーファーが無い場合は、やはり低域の量感が少なく、高音域のシャリついた音質でバランスが悪いです。
映画の迫力がなく白けた感じになってしまいます。

ウーファーをつければ厚みも増し、迫力が増してバランスが良くなります。
ただ全体的に軽い再生の印象なので、もうすこし低域の締まりと中域のクリアさがあると良いと感じました。


・テネシーワルツ HolyCole (ジャズボーカル)
このスピーカーの定位の付き方は一本調子で変わらないのですが、ボーカルとハーモニカは良かったです。
ベースは ゆるゆるで別の楽器のようで ピアノも深みが感じられません。

・プニャーニ (クラシック ヴァイオリン ピアノ)
ヴァイオリンは厚みがなく機械的な鳴り、ピアノは軽く迫力不足

・水上の音楽 オルフェウス室内管弦楽団 (クラシック小編成)
 小編成の楽曲はかなり相性が良いようで、バランス良く聴こえました。

 

 

入出力

 

USBのバスパワーさえあればコンセントがいらないというのは、とても便利です。

〇入力

入力は右スピーカー後ろ側にΦ3.5のミニジャックがあります。
USBから電源をとる為のUSBとΦ3.5mmのステレオミニジャックをつなげれば、スピーカーの再生準備が整います。


右側スピーカー下にゲイン調節スイッチがあります。
HはハイゲインでLはローゲインです。
Hは高域がシャリついていて中域もガサガサで聴くに堪えない音質でしたが、
Lのローゲインで柔らかくなめらかな音になりました。
音量がとれればLの側にする事を強くおすすめします。


〇出力

本体右側後ろにサブウーファー接続用の端子があります。
サブウーファー内にアンプはない為、本体内にアンプがあります。

 

〇音質調整

音質調整は音量のボリューム調整のみです。ボリュームが電源スイッチも兼ねていて回すと電源が入ります。
ウーファーのボリュームも一緒にあがります。

 

内部

スピーカーエッジの部分から前にすこしずつ持ち上げるとフロントのパネルが外れます。

 

フロントのパネルを外して5か所で止められているビスを外せば、エンクロージャーはに分割になります。


基盤はこのようになっています。ボンドで固定されており、そのボンドが固くて取り外すのに苦労しました。

 

 

〇スピーカーユニット

 



直径〇mmのメタル振動板採用のものです。材質などは不明です。

小さいながらもマグネットはダブルになっています。

 

〇エンクロージャー

 

 



プラスチックのエンクロージャーで、球形をしており、バフル面は45度上向きになっています。
エンクロージャー自体は軽いのですが、安定しています。

 


ウーファーはMDF6mm厚の板で作られており、バスレフ式になっています。64x35x82
容積〇L バスレフダクトは直径42mm 長さ120+--mmとなっており、チューニング周波数は〇Hzとなっています。

 

 


ウーファー内に吸音材などはなく、コネクタ端子からユニットに直接つながっていました。

 


ウーファー用のスピーカーユニットは、〇cmのウーファーになっており、ウレタンエッジとなっています。
こちらもマグネットはダブルとなっています。

 

その他

 

その他付属品

取り扱い説明書、USB電源ケーブル(1.2m)、ステレオラインケーブル(約1.2m) スピーカーケーブル(約1.2m)、サブウーファーケーブル(直付、約1.8m)が付属します。

 

仕様

モデル:Creative Pebble Plus
スピーカー構成:2.1チャンネルスピーカー
周波数特性 50Hz~20kHz
スピーカー出力:最大2Wx2+4Wx1 / 総合8WRMS
SN比:75dB 
入力端子:Φ3.5mmステレオ
電源:USB電源5V/0.4A~2A    
質量    サテライトスピーカー 右約0.34kg /左約0.3kg
                    サブウーファー約1.05kg

外形寸法       (W x D x H)   各サテライトスピーカー 約116x122x115mm
                                          サブウーファー 約150x195x202mm

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