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■BOSEが作る大人気のPC用スピーカー
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名門BOSEのPC用スピーカー
BOSEと言えば、店舗などでも採用例が多く、オーディオに詳しくない人にも知名度が高いスピーカーメーカーとして有名です。
業務用だけでなくホームオーディオや、ヘッドホン、イヤホンなど精力的にリリースしており、
特徴は他とは一風変わったような個性的な製品を出しています。
自然に広がる高域とガッツのある低域のBOSE独特のサウンドは音が良い=BOSE
という認知を拡げている気さえします。
今回紹介する「COMPANION2 SeriesIII」の発売は2013年6月でロングセラーのモデルとなっており、BOSE製品の割には価格も安く、PCスピーカーのアップグレードとして人気の製品となっています。
音質
音質評価
フルレンジユニットと一般的なバスレフ構成というスピーカーとしては なんの変哲もない構成ながら
音楽を再生するとBOSEらしい低音モリモリの音が聴けます。
高音域も自然で埋もれることなく聴くことができ、PC再生用としてはウエルバランスであるといえます。
PCスピーカーを画面のサイドに置いて至近距離で聴くリスニングスタイルは、ニアフィールドリスニングとよばれ、 発音体と耳までの距離が近いため、部屋などの反響音の影響が少なく高音質でオーディオを聴ける利点があります。
しかしPCスピーカーは場所やコストの制約からユニット口径は小さいものが多く、口径が小さいと低域が出にくく、低音が少なく高音が多い いわゆる「ハイあがり」な特性になりやすいです。
「ハイあがり」な特性のスピーカーは 短時間なら高音域が繊細ではっきりクリアに聴こえて印象は良いのですが、長時間聴くとなると、だんだん聴くのが辛くなる「聴き疲れ」が起こってきます。
BOSEのこの「COMPANION2 SeriesIII」スピーカーは、ユニットは小さいながらも 低音重視の音造りと
なっており、この音質はアンプでの調整によるところも大きいと感じます。
迫力のある低音もでる事から、PCで映画などをみる時も具合が良いとおもいます。
試聴楽曲
・Hotel California
低域が良く出ていて 高域も大人しすぎないバランスで良いと感じました。
・StarWars (映画音楽)
こちらも良いバランスでした。低域が量はそこそこあり、元気な感じです。
・テネシーワルツ HolyCole (ジャズボーカル)
高域がきつい所もありますが、音の拡がりが良く、ハーモニカもよいです。
・オスカーピーターソントリオ(ジャズ)
ジャズもなかなか良い印象です。音のまとまり具合はさすがだと思いました。
・プニャーニ (クラシック ヴァイオリン ピアノ)
ナローレンジで良い感じにまとまっていて、意外にも好印象です。ただ、
低域の沈み込みと高域の伸びを感じないのは予想通りでした。
入出力
〇入力
入力は右スピーカー背面に外部入力とcomputer入力があります。セレクター等はないので、線をどちらかに接続して
入力となります。両方から音楽をいれると同時になります
。
〇出力
右スピーカー前面にヘッドホン出力があり、ヘッドホンのジャックを取り付けると、スピーカー出力はミュートになります。
〇音質調整
音質調整は音量のボリューム調整のみです。ボリュームが電源スイッチも兼ねていて回すと電源が入り
ボリュームは適度な重さを感じます。
内部
右スピーカー内に基盤が入っているのですが、ボンドでガッチリついていて箱を壊さないと開けられないので、
スキマから写真をとりました。
〇スピーカーユニット
直径〇mmの〇オームスピーカーです。マグネットがダブルでついています。
紙コーンのようですが、表面に凹凸のある振動板のものを採用しています。
マグネットがダブルでついていました。
フレームは鉄板プレスで、振動板まわりは厚紙が貼ってあります
〇エンクロージャー
プラスチックのエンクロージャーで、シンプルなバスレフ式です。
テーパーダクトになっており、直径Φ14.5mm長さ 85mmです。
エンクロージャーの大きさから共振周波数は〇Hzあたりらしいです。
基盤から出ている信号線には振動による異音を防ぐためにスポンジが巻き付けられている
その他
ACアダプター
ACアダプターは12V 1.35Aのものが付属します。海外のタイプが取り外し式になっています。
その他付属品
取り扱い説明書、Φ3.5mmステレオミニケーブル、ACアダプター変換4種類が付属します。
仕様
モデル:Companion2 SriesIII
周波数特性 不明
最大出力
入力インピーダンス
入力感度(Vol.MAX時)
消費電力
質量 1.54kg
外形寸法 (W x D x H)
その他 待機消費電力 W