本ページではテストで購入したTangbandの高級フルレンジユニットの口径別の特徴、音質レビュー、空気録音、測定結果などを掲載いたします。

8センチ(W3)

W3-1878 W3-2141

8センチ口径の特徴

8センチのフルレンジの特徴は高域の綺麗さ。この一言につきると思います。

 弊社で作ってきたキットでも10センチに次いで多いのがこの8センチのフルレンジのBHBSです。弊社の代表的なZ-Modenaも8センチ口径のフルレンジですが、高域の綺麗さは音源によっては良質なマルチウエイを凌駕すると思っています。以前の好き嫌いブラインドテストで、高域主体音源でしたらJBLの300万と全く引けをとりませんでした。

 デメリットは低域部分よりかむしろ、オーケストラのような広い音場の表現やピアノのようなサイズの大きい楽器の音像表現かと思います。これは大きいサイズのフルレンジのほうが相性が良かったりします

 低域は生で20センチと比較して聞いたら落ちますが、BHBS化すれば空気録音で聞いたら違いが分からない人もいるはずです。8センチフルレンジはどのユニットもバランス感触が優れているという特徴があって、極端に高域に難のあるピーキーなユニットとかはさほど多くありません。なので、安心して疲れず聞いてられるユニットでして、初めてのスピーカー自作をする方から、音を極めた達人のような方も好んで使うのが8センチフルレンジになります。

 フルレンジは8センチに始まり、8センチに終わると言っても良いかと思います。

W3-1878とW3-2141のレビュー

 商品ランク的にはW3-1878が上位機種という位置づけで、市場価格はだいたいペアで44,000円くらいなので8センチ口径にしては高級ユニットですね。一方のW3-2141は下位機種でペアで約20,000円くらいです。こちらもフルレンジとしては決して安くない価格です。

 高域の素性確認のため箱はなんでも良かったのですが、適当な8センチのバスレフ箱がなかったので、昔のZ601-ModenaSに入れて聞いてみました。最初に聞いたのはW3-2141です。ちなみにエージングはゼロの状態で聞きました。

 ファーストインプレッションはとても上質で2万円の価値は十分あると思います。ちなみに、Z601-Modenaと同じ口径のため箱もそこそこあっています。音は高域の変なところに癖がなく、とても聞きやすい、Tangbandにしては気持ちだけはい上がり気味で、軽快なサウンドです。FOSTEXのはい上がりとは全く違いますが、FOSファンの方も楽しめる感じの音に思いました。鳴りっぷりが良い音です。

 続いて聞いたのが高級版のW3-1878です。こちらは空気録音をしながら聞いたのですが、個人的にはこちらは衝撃的な音でした。空気録音をしながら音にのめり込まれてしまうような経験はあまりないのですが、5曲ほどを聞き惚れてしまいました。すべての帯域の音が濃厚で、音量をあげても気にならない高域。久々に感動のユニットでした。

 廉価な2141は気持ちはい上がり気味で、鳴りっぷりの良い音で、上位の1878はフラットで重厚。どんどん音を上げてゆきたくなるような音でした。まだ、他のユニットを聞いていませんが1878についてはは利用してみたいユニットの候補に早くも上がりました。

W3-1878とW3-2141の空気録音

W3-1878 W3-2141

 

  空気録音はZ-601-Modenaの箱で行っています。ユニットもほぼエージングゼロの状態で撮りました。次回から紹介する大きい口径のユニットもすべて同じ曲で5曲とってみましたので比較してみると面白いかもしれません。実際口径ごとの音の違いはとても大きいのですが、空気録音ですとどれも似た音に聞こえてしまいがちですが・・。

  高域の確認という目的のため箱は適当なサイズで、ダクトもあえて個別に調整していません。低域は箱を作るときに作りこみますので高域だけ意識していただけたらと思います。

W3-1878とW3-2141の無響室でのF特、インピーダンス測定

 久々の無響室で簡易JIS箱に入れて特性も出してみました。おそらくメーカーさんのほうが正確と思いますが、メーカー以外の第3者の測定も意味があるかと思いまして同じ条件で測定してみます。

 弊社の測定はマイクをユニット軸上から10センチの距離で測定しています。

 11機種はすべて同一条件で測定しますのでメーカーがだしている特性表とも合わせてみると参考になるところがあるかもしれません。

W3-1878

W3-2141

グラフ比較
(実線がW3-1878,点線がW3-2141)

  上の比較測定を見ていただくと、特性自体は似ているのがわかります。廉価な2141のほうは2.5KHzあたりのディップが大きく見えますね。特性自体も高域のレベルが2141のほうが高めのためはい上がりに聞こえましたがここは聴感と一致した部分です。低域はf0が若干1878が低めで低域も気持ちだけ伸びている感じです。

10センチ(W4)

W4-1879 W4-2142

10センチ口径の特徴

 弊社で作ってきたZ1000も圧倒的に10センチ口径のフルレンジが多いです。市販品でも数が多いのが10センチフルレンジかと思います。10センチのフルレンジの特徴は8センチに比べて低域のレンジも広がりますし口径が大きい分音像表現の範囲が広がります。ですので8センチに比べると特性が広がり様々なジャンルの音をオールランドに楽しめるスピーカーに感じます。

 8センチと10センチのフルレンジを並べて比較試聴をすると、一聴すると10センチのほうがレンジが広く音場感も、解像度も上に感じるケースが多いです。しかし音楽に浸って疲れず長く聞いていられるという意味では8センチ口径のほうが良かったりします。

 分析的な聞き方をするには10センチ、全体バランスが良いのが8センチや16センチといったところでしょうか。(かなり主観的ですが)スピーカー設計上は10センチのフルレンジは8センチより難しく、シビアです。10センチのフルレンジは8センチに比べると高域にどこかしらピーキーさがあって、本当に優れた10センチのユニットはなかなか良いものが少ないです。

 優れた高域素性をもつフルレンジに、BHBSで低域を伸ばすとびっくりするくらい優れたフルレンジ1発のスピーカーが完成します。

W4-1879とW4-2142のレビュー

 W4-1879のほうが上位版で、こちらは市場価格ペア7万円ほど。W4-2142は日本では販売業者はいなく、パーツエクスプレスで送料込みで4.5万ぐらいでした。上位版と下位版の大きな違いは、上位版はマグネットに強力なネオジムマグネットを使っている点。下位版はフェライトです。センターキャップに上位版はマイクの先端についているような形状のオリジナル品がついていることです。

 高域の素性の違いはこのセンターキャップの違いによるところが大きい感じがします。振動板は同じようです。こちらも試聴をしながら空気録音をいたしました。

 最初に聞いたのがW4-2142で、その後に上位版W4-1879を試聴しました。8センチのフルレンジ後に10センチのフルレンジを聞くと全体のバランスが高域上がりに聞こえますが、これは他のメーカーでも似た傾向になりますね。

 聞いた印象というか、音の傾向は8センチと同じく上位版のほうが音が濃厚で解像度自体も高く、高域がやはり良い印象がありました。もちろん比較して聞くからそう思うだけで、下位版のW4-2142も素晴らしく良い音です。コスパを考えると非常に悩ましいところですね。

 10センチのW4-1879は普通に音はめちゃくちゃ良いのですが、最初に聞いた8センチのW3-1878が衝撃的だったのに比べると何故か衝撃度が低く感じました。聞いた順番の問もしれません(笑)しかし、7万円という価格は採用に躊躇する価格の高さになりますね。

 音の良し悪しは1番大事ですがお客様がご購入できる価格も大事になってくるので、そのへんも考慮にいれながら選定をしてゆきたいと思います。しかし、10センチはフルレンジの王様のような口径で最も力を入れてきた口径のため必然的に候補にはいります。

 

W4-1879とW4-2142の空気録音

W4-1879 W4-2142

 空気録音は10.5Lのバスレフ箱で行いました。BHBSにする場合はこの1.5倍から2倍くらいの容積にしてローエンドを引き伸ばしますが、感触的にこちらのシリーズの箱はそれほど巨大にしないほうがバランスが良くできそうな予感がします。しかしさすがに10.5L程度ではこの優れたユニットには少しかわいそうでもう少し大きいほうが良くなってくれると思います。

 低域は良くでるユニットなので音道はZ601-Modenaのような短い音動で攻めるのが良さそうなユニットですね。高域だけの確認で↑の空気録音を聞いてもらえらえばと思います。

 

W4-1879とW4-2142の無響室でのF特、インピーダンス測定

弊社の測定はマイクをユニット軸上から10センチの距離で測定しています。

周波数特性とインピーダンス特性は↓になりました。

W4-1879

W4-2142

グラフ比較
(実線がW4-1879,点線がW4-2142)

比較グラフを見ますと、8センチ(W3)に比べると両者の差は小さく感じます。

13センチ(W5)

W5-1880 W5-2143

13センチ口径の特徴

 13センチフルレンジというのは過去に何度かチャレンジしたことがあります。13センチという言葉は正確かどうか分からないのですが、10センチと16センチの間に入るユニットというざっくりした範囲でご理解ください。TangbandのユニットはW5が13センチとしています。13センチフルレンジの特徴ですが、まず低域が12分にでます。口径が小さい分低域のキレも良いのでダンピングの聞いた素早い低域も特徴です。

 これ以上に大きい16センチや20センチの口径の低域のほうが、低域はより下までは伸びますが40Hzあたりまでの低域はさほどかわらなくなってきます。変わってくるのは音の出方というか、音像表現などのほうですね。この13センチ口径は市販品ではウーファーでは小型のブックシェルフスピーカーでよく使われます。Z1も13センチですがウーファーだと非常に使いやすく反応が良く、そこそこ低域が伸びるので重宝します。

 しかし、フルレンジは私の主観でありますが、良し悪しが分かれる設計の難しいユニットのような印象があります。過去に聞いたユニットの中でこのクラスのおすすめはマークオーディオのAlpair10などは素晴らしいユニットで、Z600-Alpair10というのを作ったことがあります。

 良くないユニットは名前はだしませんが、低域は多くでるけどはい上がりになりすぎてしまってバランスが取れなかったり、大味傾向になるきらいがあります。 音工房のBHBSでは採用例がありません。今回のW5-2143とW5-1880は13センチ口径にあたりますが、実際どのような音だったか見てみましょう。

W5-1880とW5-2143のレビュー

 W5-1880が上位版でマイクのセンターキャっプがついているほうです。こちらはコイズミ無線さんの販売価格がペアで約78000円。下位版のW5-2143はパーツエクスプレスさんで送料込みで55000円程度です。10センチと比べると少しづつ高くなってきますが、そこまで10センチと大きく変わらない価格のようです。

 先日と同じくまずは下位版のW5-2143から試聴スタートします。

 うーん。予想どおり低域は非常によくでてくれていますが高域が若干尖っている部分を感じます。空気録音でヘッドフォンで一聴すると、メリハリがあって良いのではと思われるかもしれませんが、これまで聞いてきた8センチと10センチと比較するとキャラクターの大きな違いを感じました。

 続いて、上位版のW5-1880を聞きます。こちらのほうが高域レベルが気持ち高く感じましたが、上質で音全体の細かい表現がきれいです。

 しかし、これまで聞いてきた8センチと10センチと比べるとどちらも高域が多く、耳につく帯域があるユニットでした。箱で大化けする可能性はありますが、13センチ(5インチ)版のZ1000採用は少し現時点では少々難しい印象を持ちました。

W5-1880とW5-2143の空気録音

W5-1880 W5-2143

 空気録音は13センチ(W5)と16センチ(W6)は16Lのバスレフ箱で実施いたしました。13センチ版のほうにサブバフルをつけて、16センチ版のほうにはサブバフルを外して使っています。低域に関してはもしかしたら、量感とスピード感のバランスに関してはこの箱がベストでは?と思えるほどよいのですが少し高域量感が多くところどころ尖って聞こえます。

空気録音ではわかりにくいですが、良かったら聞いてみてください。

 

W5-1880とW5-2143の無響室でのF特、インピーダンス測定

弊社の測定はマイクをユニット軸上から10センチの距離で測定しています。

周波数特性とインピーダンス特性は↓にな
りました。

W5-1880

W5-2143

グラフ比較
(実線がW5-1880,点線がW5-2143)

 8センチ、10センチはフラットな特性ですがこちらは1.5KHzあたりから高域が急に多くなるような特性です。一般的なオーバーダンピングユニットの右肩あがりのはい上がりともちょっと違う感じです。

16センチ(W6)

W6-1916 W6-2144

16センチ口径の特徴

 16センチフルレンジはある意味8センチフルレンジに音の傾向が共通している部分がある気がします。倍数だからも関係しているかもしれませんが、どちらもバランス感が良いのが特徴です。10センチ、13センチのような高域のシャープさ解像度はありませんし、高域のピーキーさも少ないのが16センチの特徴です。低域は量感はでますが、10センチや13センチのような素早い反応の低域ではありません。そのため、ゆったり落ち着いて長く聞いていられるようなものが多い印象があります。

 16センチ以上の口径のフルレンジは高域不足でツィーターが必須というものも多いですが、特に今回紹介するスピーカーは高域不足を感じません。スーパーツィーターはあっても良いと思いますが、なくても上が伸びています。

 これは各メーカーの考え方で良し悪しではないのですが、大口径は高域に凸凹が増えるからツィーターを前提にした音作りにするか1発で上まで伸ばしているかの違いです。このユニットは後者ということです。8センチのフルレンジの弱点である、オケやジャズ系の大きい楽器(ピアノ、ウッドベース等)の音像表現が16センチは得意です。逆に8センチの高域の解像度や小さい音像(女性ボーカルの口)表現、高い解像度の高域は8センチに軍配があがります。

W6-1916とW6-2144のレビュー

 16センチ版は国内では現状販売しておらず、海外のサイトでの価格を掲載します。サウンドインポートというサイトによると、W6-1916が9.5万円。W6-2144は現状販売しているサイトが見つかりませんでした。こちらの16センチユニットについては最初に上位版のW6-1916を最初に聞きました。

めちゃちゃいいですね!

 バランス感が最高で、空気録音をしている最中に聞き惚れてしまいました。現状、このシリーズの中では感動レベルのユニットは8センチのについで2機種目です。続いて、下位版のW6-2144を試聴しました。こちらも素晴らしく良いのですが、W6-1916に比べると気持ちハイ上がりな感じがしました。13センチのはい上がりは少々騒がしさを感じましたが、こちらは綺麗なはい上がりです。

 FOSTEXの限定FE好きの方は上位版より、下位版のほうが好みが合うかもしれません。Tangbandの同一口径の上位版と下位版の音の傾向は似ておりまして、上位版のほうが重厚で大人しい音、下位版のほうが華やかで鳴りっぷりの良い傾向がある感じがします。しかし、この価格になると購入できる方が限られてしまいますので、迷うところです。

 サブコーンも好き嫌いが分かれるところなのでデザイン上の好みも分かれそうです。

W6-1916とW6-2144の空気録音

W6-1916 W6-2144

 13センチユニットと同じく16Lのバスレフ箱にて録音いたしました。低域は良くでますのでこれでも聞けますが、普通のバスレフでももう少し容積大きくしてダクト調整をすればさらに良くなるはずです。オーバーダンピングユニットではありませんので、もうひと回り大きいくらいの箱でBHBSを組んで味付けをしてやるだけで一気に良くなる気がしました。こちらもユニットの素性が良いだけに早く箱を作りたくなってきます。

 

W6-1916とW6-2144の無響室でのF特、インピーダンス測定

弊社の測定はマイクをユニット軸上から10センチの距離で測定しています。

周波数特性とインピーダンス特性は↓にな
りました。

W6-1916

W6-2144

グラフ比較
(実線がW6-1916,点線がW6-2144)

 グラフを比較するとやはり、1~5KHzにおいて点線のW6-2144のほうが高域がはい上がりです。13センチ版ほどではありませんが。W6-1916のほうが比較的フラットですが、どうしても8センチや10センチの高域と比較すると高域の暴れはあります。しかし、聴感上の高域はどちらも大変綺麗でした。

 

20センチ(W8)

W8-1772 W8-1808 
W8-2145 

20センチ口径の特徴

 20センチのフルレンジは昔に趣味でバックロードを作ってことがありますが商品として専用のBHBSは作ったことはありません。お客様からの箱のニーズがなかったというのが一番の理由ですが、一定数の方からニーズがあれば1回くらいは作ってみたいと思っていました。

 20センチフルレンジの得意なジャンルはジャズのピアノ、ウッドベース、ドラムスのような音像が大きく低域が面で迫ってくるような楽器類の生々しい表現になるかと思います。オールラウンド系のスピーカーというよりか特定のジャンルに強みを発揮するような印象があります。高域はほぼツィーター必須というのが普通ですが、今回紹介するスピーカーは16センチ版と同じくツイーターなしでも使えるほど高域がよく伸びています。

  後の特性のところを見ていただくとわかりますが超高域の特性はどうしても暴れがちですので、スパイス的にスーパーツィーターを使うのも良いかと思います。100Hzあたりのミッドバス帯域は13センチも20センチも変わりませんが、やはり40Hz以下のサブウーファー帯域は20センチは強いです。空気録音でもわかると思います。

 今回はシングルバスレフでテストしましたが40Hz以下はしっかりでてますので、BHBSでやったらどこまで伸びるか実に楽しみなところです。

W8-1772 W8-1808 W8-2145のレビュー

 20センチ版(W8)はなぜか3機種ありまして、商品構成が少々違います。20センチだけはマイク型のセンターキャップではなく、金属の砲弾型のセンターキャップとなっております。1772と1808がネオジムマグネットで高価版で、2145がフェライトの安価な商品構成となっています。1772と1808の違いはQ値が異なりましてバックロード用とバスレフ用とに分けてるような感じの音の違いです。ペアの参考価格はパーツエクスプレスさんで、送料を+2万円で計算しています。

W8-1772  12万
W8-1808  12万
W8-2145  6.5万円

 ユニットの価格が高いのでキットにしても最低15万円台になるかと思うとやはり20センチのフルレンジの販売が難しいかなという感じてしまいます。レビューも軽めにゆきたいと思います(笑)エンクロージャーは弊社のZ507-Woofer700という70Lのバスレフ箱を使っています。

●W8-1772
鳴りっぷりが良く、BHBSではなく普通のバックロードでも使えそうな感じの音。

●W8-1808
高域は20センチなのに綺麗にでています。1772に比べると低能率で上質な鳴り方が特徴でした。

●W8-2145
高域はよく出ているが若干凸凹があるのか少し耳につく帯域があった感じです。

 

 1772と1808は価格も近いですが好みと用途で分かれそうです。20センチの箱を作る可能性は低いですが、W8-1808を使うかなという気がします。

W8-1772 W8-1808 W8-2145の空気録音

W8-1772 W8-1808 
W8-2145 

 弊社の70LのZ507-Woofer700で背面のバスレフダクトを使っています。他のユニットもBHBS化すればローエンドは伸ばせますが、こちらはシングルバスレフで40Hzより下の帯域を十分に再生しています。

 

W8-1772 W8-1808 W8-2145の無響室でのF特、インピーダンス測定

弊社の測定はマイクをユニット軸上から10センチの距離で測定しています。

周波数特性とインピーダンス特性は↓になりました。

W8-1772  

W8-1808  

W8-2145  

グラフ比較1
(実線がW8-1772,点線がW8-2145)

W8-1772のほうがフラットですね。W6-2145は5Kより上に大きなディップがありますが、スーパーツィーター帯域ですからそれほど気にならないかと思います。

グラフ比較2
(実線がW8-1808,点線がW8-1772)

点線の1772のほうがQが低く能率が高いのでバックロードのような箱に向いていますね。

 

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