今回から2回に分けてスーパーツィーター「Z501」とキット版ツィーターの使いこなしについて前篇・後篇でまとめます。今回はその前篇です。

Z501とスーパーツィーターキットの特徴―並列接続で簡単。6dBで自然に繋がる

 Z501はリボン型のスーパーツィーターで、耳で聞き取ることのできる5~10KHzを補うことを主目的に、さらにその上の耳で聞こえにくい超高域の「空気感」を補うユニットです。

キット版ツィーターも基本の考え方は同じで、どちらも扱いがとてもシンプルです。使い方はメインスピーカーの端子に“並列”でつなぐだけ。

内部は6dB/octのシンプルなネットワーク構成で信号経路が短く、情報量のロスが最小限に抑えられています。この6dB構成のおかげで、Z-Potenza本体が持つ自然な定位と音像を壊さず、上にスッ
と伸びるような超高域だけを静かに付け足すような変化になります。

さらにZ501(およびキット)では、コンデンサーを交換すればクロス位置と音量感を調整できます。

 たとえばやや控えめにしたい場合は容量を小さめに、より存在感を出したい場合は少し大きめにすることで、簡単にキャラクターを変えられます。スーパーツィーターの世界というと難しそうに感じる方も多いと思いますが、Z501とキットは手軽さと調整の自由度を両立したタイプです。

メインの音を壊す方向に働かず、あくまで“自然に乗る”ように変化させることが最大の特徴です。

 

Z-Potenzaにスーパーツィーターは必要か?

――答え:なくても十分楽しめる。でも、加えると“もう一段上の世界”が開きます。

 Z-Potenzaをご購入いただいたお客様から特に多いご質問が、「Z501は追加したほうが良いのでしょうか?」という内容です。

まずお伝えしたいのは、

●Z-Potenza単体でも完成度は非常に高く、 そのままで十分満足していただけます。実際、Z-Potenzaはツィーターの解像度や倍音の伸びがとても優れており、情報量も多いため、最初から“高域の質感が整っている”タイプです。そのうえで、もし音をさらに磨きたいというお気持ちがあれば、Z501は強力な選択肢になります。

●Z501を加えると、質感・空気感が自然に ワンランク伸びて、音場がふわっと開きます。“音の芯はそのままに、空気だけが澄む”というイメージで、Z-Potenzaの定位感や密度感を損なわずに、気持ちよく広げてくれる立ち位置です。Z-Sienaの場合はスーパーツィーター追加のメリットがかなり大きいのですが、Z-Potenzaは単体能力が高いため、「足さないと困る」というより、「足すとさらに楽しくなる」というニュアンスに近いと思います。

ではどんな方に向いているのかと言うと、

●音場の立体感をもっと引き出したい方
●アコースティック楽器の倍音を大切にしたい方
●女性ボーカルの抜けをもう少し滑らかにしたい方

こうした“音の細部”にこだわる方には、とても相性が良いアイテムです。

あくまで本体の良さを崩さず、必要なときだけそっと透明度を押し上げてくれる―
それがZ501およびスーパーツィーターキットの役割です。

 Z-Potenzaの魅力をそのままに、もう一歩先の音を試したい方には、確かな価値を感じていただけると思います。Z501やスーパーツィーターキットをすでにお持ちのお客様には、推奨コンデンサーのみお取替えいただいてもお楽しみいただけます。

Z501
https://otokoubouz.com/z500/501.html

 Z501は90dB/W以下のスピーカーとマッチするのですが、それさえ間違えなければほとんどどんなスピーカーにもマッチしますので是非試してみてください。

 

Z1000-Potenza/Z702-Potenza

2025年末の初回販売は終了いたしました。
2026年中にもう一度だけ生産する予定です。
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Z1000-Potenzaの販売ページ
Z702-Potenzaの販売ページ

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